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性格そのままにまったりだらだらと。。。日常生活を綴っています
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義父が入院したのは、実母が大腸がんの大手術をした年末27日でした。

28日に義父と同居している弟から「末期がんで入院した」と
電話があったと、夜中に会社から帰宅した主人からきき
医師から話があると言われて
夫婦で病院に飛んで行ったのは29日


父の病室には、ひとりの男性がつきそっていました。


父のゴルフ仲間とは明らかに年齢や風貌が違います。
父はゴルフ馬鹿で、サラリーマン時代からほぼ毎週ゴルフのラウンドをし
退職後は、平日、練習やラウンドでゴルフ三昧。
元会社の仲間とゴルフ会を作っていて、その仲間との付き合いは
古い方は入社以来40年以上の付き合いです。


その男性は、30代後半?坊主頭で、
失礼な言い方をすれば、エリートサラリーマンでもゴルフをやるようにも見えず
私の中にある、義父のお付き合いのある方の容姿とはまったく違っていました。

「失礼ですが、どちらさまですか」とお伺いしたところ

「Nと言います。
 自分の父親が亡くなったt時に、〇〇さん(父)にお金を貸してもらって
 すごく感謝しているので、自分が出来る限りお世話したいと思ってます」と


この人は敬語というものが使えないのかというほど
兵庫県西特有のひどいなまりで(神戸弁でもここまでの人会ったことがない)


ん?父がお金を貸した? と思ったもののそれは呑み込み


「どうもお世話になりまして」と挨拶すると
そのN氏は、せっかく家族の人が来たからと思われたのか
席を外してくれたので、父に
「いまの人なんです?」と聞いたところ


「ずっと通ってた東〇〇〇(地名)の床屋の息子さんで、親父さんは亡くなったんやけど
お母さんにも息子さんにもよくしてもらっている」と聞き


東〇〇〇の床屋! あのネズミの親か! 
こんなとこまで来て気持ち悪い と
その時はまだ父のねずみ講の親としか認識してませんでした。


その後、担当医師との面談の時間となり
医師からは、
肝炎治療から肝臓がんが見つかった経緯や
急に12月末に腹水がたまった大きなお腹をかかえて病院にやってきて
入院となったこと。
末期の末期で今日明日死んでもおかしくなく
長くても1ヶ月は持たないことなどと同時に

父親が、おかしな宗教に傾倒していて
言動もおかしいこと。

今日に至るまでにあった経緯(6年前に1cmでみつかり、その後6cmになり)も
まるで覚えていない様子で
10月にスーパーで買い物していたら気分が悪くなり、それ以来体調が悪いと言う。

自分が病状について説明してもまったく理解を出来ていないようで
ご家族に来てもらったこと など

末期がんという衝撃の事実と言動がおかしい(この時は痴呆がきたのかと楽観していた)と
何がなんだかわからない状態でした。


そしてもっと恐ろしい事実、父がN氏に依存している?(のちに洗脳と気づいた)


医師からの話で
父には病院で治療するつもりは全くない
(とはいえ、そもそも末期で病院で治療することが何もない状態だったけど)
家に帰りたいと言っているから
これが最後だし、お正月は家で家族で過ごしていいということと
家で急変したら救急車をよんで病院に戻ってということ。

本人の希望通り今後、自宅療養しても構わないので往診で
最後まで看取ってくれる医師を紹介するが、年末でいますぐは紹介できないので
年明け一旦、病院にもどってもらい
もろもろ準備ができた時点で退院して家に帰ってもらって構わないと言うことでした。


そして年末、自宅に戻るにあたって
極度の貧血で輸血をしないと家には戻せない、ということと
この輸血で1ヶ月近くは持つけれど、
輸血をしたからと言って病気が回復する見込みないため、今後再度輸血をすることは出来ない。
(輸血用の血液は貴重なものであるので延命目的では使うつもりはないと言うことでした)


手術を受けなかった時点で
ガンを自然にうけいれて、元気なうちは好きにして暮らし
もういよいよとなったら延命治療をせずにこのまま死んでいくのが父の希望だろうと
私も主人も思ったので
もう治療は結構ですので、なるべく楽に最期を迎えられるようにお願いします と
医師にお願いしました。

誰もが治療は結構と思うのですが
実は父の考えは全く違っていたと知ったのは、お正月明けに転院してからでした…


主人が父に輸血の説明をし、同意書のサインするように伝えた後
二人でランチに行き、戻ってきたら
看護師さんに呼び止められました。

「同意書サインしないと言っています」
「さっきすると言ってました」
「いまどこか席外されてましたよね」
「ランチに行っていました」


「ご友人の方がナースステーションに来られて、輸血はやめてほしいと
自分の父親は輸血した後性格も変わってしまって輸血はしてはいけないと
言いに来られました」


「は?」


「ランチで席を外されている間にお父様を説得されたようですよ。
病院ではご家族以外の方に、病状を説明したり指示を受けたりは出来ないし
ましてこちらから連絡も出来ません。
このメモを渡されて、自分のところに何かあるときは連絡してほしいと
言われましたが、これはご家族にお返しします」

と、N氏の名前と連絡先を書いたメモを渡されました


怒った主人が
「すぐサインして持ってきますので」と

病室にいって
「はやくサインしろ、家に帰りたくないのか、家に帰るには輸血しないと帰れない」

先ほどまで輸血に同意していた父が

「やっぱり輸血は体に悪いし、血液錠剤を飲むのはどうだろう」と

えっ、あの男なんなん? 風貌や振る舞いも気持ち悪いのに
なに?

この時は、どうしてそこまで父がN氏に依存しているのか
なにもわからず

結局、主人の目の前で、渋りながらも父はサインし、
主人がすぐに同意書を看護師さんに持っていきました。
翌日、輸血して実家へ戻ってきました。


7月末に義母の命日に実家へ行き、ランチに行って以来
あの頃まだふっくらしていた顔は
骸骨のように痩せていて、お腹は臨月の妊婦さんより大きなお腹でした
家に戻ってもお腹が大きすぎて
まったく動けず、
食事や会話は全く問題ないものの一度座ると立ち上がることが出来ないため
座ったきりでした。

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