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性格そのままにまったりだらだらと。。。日常生活を綴っています
【2004年7月26日、中島らも氏が52歳の若さで急逝してから2年。
その衝撃の死を悼む声は未だやまず、死後も数多くの作品が出され、
原作映画も、大ヒットした「お父さんのバックドロップ」に続いて、06年4月「寝ずの番」が公開され、好評を博している。
没してなお、その存在感が増しているらも氏。本書は、遺作「酒気帯び車椅子」、
絶筆「ロカ」と共に生前最後に手がけていた小説集である。
幻想、不条理、愛、笑い、恐怖…。破天荒な想像力と感性、強烈な毒とユーモア。
若き作家時代、ロックに熱中した青春時代を背景に描かれた自伝的作品、
未発表作2編も含め、本書には作家中島らもの多面的な作風と魅力の全てが込められている。】


中島らもさんは、大好きな作家?いや作家ではないのか?コラムニスト?
なんであんなに早く死んでしまったのか。
というより亡くなったという気がまったくしない。

短編10篇ですが、奇形を扱った「DECO-CHIN」だけは、さすがにひいた。
それ以外は、あほみたいな話で楽しめます。
いつものように、お風呂の中でさくっと読める本です。

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伊坂幸太郎ばかりつづけて読んでいますが、図書館に申し込んだうち
借りられるのが伊坂幸太郎がつづいています。

【「大学の一年間なんてあっという間だ」
入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン…。学生生活を楽しむ五人の大学生が、
社会という“砂漠”に囲まれた“オアシス”で超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、
まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。パワーみなぎる、誰も知らない青春小説。】

大学に入学した北村の目線で5人の大学生活を書いています。
東堂・西島・南・北村・鳥井とキャラの全く違う5人組がつるんでる様子に
大学生らしいのんびりした感じや
まったり感、暇なかんじがとても懐かしく感じます。
いかにも暇な大学生がしそうな遊びから、事件にまきこまれたり
読んだ後に自分の大学時代を思い出しました。
自由な時間がいっぱいあって、夏休みなれば海に行ってたなぁとか
合コンしてたなぁ、とか
恋をするドキドキな感じとかも、大学生ならではだなぁとか。
社会という砂漠に出て行くまでの最後のオアシスです。

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【政治家の映るテレビ画面の前で目を充血させ、必死に念を送る兄。
山の中で一日中、呼吸だけを感じながら鳥の出現を待つ弟。
人々の心をわし掴みにする若き政治家が、日本に選択を迫る時、
長い考察の果てに、兄は答えを導き出し、弟の直観と呼応する。
ひたひたと忍び寄る不穏と、青空を見上げる清々しさが共存する、圧倒的エンターテインメント。】

圧倒的な力を持った政治家が出現し、皆がその方向に流されていく。
読んでる途中も、読み終わったあとも「怖いなぁ」という感想のみ。
じわじわ怖い。

あとがきに筆者は、「ファシズムや憲法がテーマではない。」とあります。
この作品が出版されたのは2年前。
いま、安藤という総理大臣がでてきたら、国民は、思想に流されていくのか
日本人はやっぱりもっと冷静なのか?
まぁ、現実的にこのような政治家存在しないわけで…。。。

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8月の終わりに読んだのですが、残酷な話で感想を書く気にならず放置していました。

昨日の個室ビデオ店火災で15人亡くなった事件。
生き残った犯人の「死にたかったから火をつけた」という自分勝手この上ない犯罪と
(おまけに自分は一番に逃げてるし…)
この本がリンクしました。

・・・・・・・・・・

他人事ではない
明日にでも、この物語の『誰か』に
なるかもしれない
その時あなたの『刃』は
どこに向けられるだろう?

【不良少年たちに蹂躙され死体となった娘の復讐のために、父は仲間の一人を殺害し逃亡する。
世間の考えは賛否が大きく分かれ、警察内部でも父親に対する同情論が密かに持ち上げる。
はたして犯人を裁く権利は遺族にあるのか? 】

読み始めたときも後悔、読み終わった後もすっきりしない。

未成年の少年が凶悪犯罪をおこしても反省すらせず、自己保身、自分勝手で救う必要もない。
何をしても結局守られるのは加害者。
警察が守るのは被害者ではなく、法律だけ。
読んでて気持ちが悪くなります。吐き気がするとはこういうこと。

主人公の長嶺の復讐を応援しながら読んでいました。
復讐してはいけないと言うなら、それに見合った刑罰をみせてほしいと思う。
どんな結末になろうと納得できる結末はきっとないのだろうな。

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直木賞作品です。

昨年末に図書館に申込み、引越しする前日に4番目になっていたのですが結局間に合わず
引越し先の図書館で見ると200人待ち。
また半年待ち?
主人が仕事で近くまで行ったので先週取りに行ってくれました。

直木賞っていうのがどういう基準で選ばれてるのかはしりませんが
あまりおすすめしません。
好き嫌いがはっきりわかれるのでしょうが、もう1回読み直したいとは思わない作品でした。

実の親子の近親相姦と、二つの殺人。

最後の終わり方も…
ただ近親相姦の小説を書きたかっただけで、他のエピソードをかいただけみたいな。
9歳の女の子を自分のものとしてしまう父親のゆがんだ愛情も全く理解できない。

まぁ、図書館で待ってよかった。
買おうかと思ったのですが、借りてよかった!という本です。

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発売日に購入し、はやく結末を読みたくて、翌日、休暇をとってゴルフに行ったあと、
夜中までかかって2巻読みました。

その後、最初からじっくり読み直し。
持ち歩くのはかなり重かったのですが、電車の中で読み続け読破。

やっぱりハリー・ポッターは面白かった。何度読んでも、読めば読むほど好きになる。

ただ私は、最初の4巻くらいまでが一番好きで、とくに賢者の石がすき。
5巻以降のハリーのキャラが、好きじゃなくなったから。なんだか怒りっぽくヒステリーで好きじゃないんです。

この巻でも、ハリーは前半は好きになれない言動もあったのですが
最後はほんとに良かったです。
ストーリーも1巻からずっとつながっていて、作者の力量に驚きました。

これで、もうハリー・ポッターを読む前のワクワクする気持ちを味わえないのは
すごく寂しい。ほんとに面白かったです。

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明日は、お楽しみのハリーポッターの最終巻の発刊日です。
もちろんamazonで予約済み。会社に着くようにしてあります。

いつもなら、夜中まで読んでるのですが
今回は…あーかなしい

木曜にゴルフに行くため、3時起き。よって夜ゆっくり読めない。
金曜日は会社。
土日、義母の3回忌ですが、今回は家族だけでするというので
私は帰らず、主人だけ帰省。
土日は1人で、引越しの最後の梱包をし、月曜に引越しです。

ってゆっくり読む暇ないやん。
なんでー

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【主人公・僕の目の前に、突然現れたゾウの“ガネーシャ”。

僕が3か月前にインドで購入した置物にそっくりな姿をし、なぜか関西弁で話す、
とてつもなく胡散臭い自称“神様”と、成功契約を結んでしまった僕。

ガネーシャは
「今から自分が出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する」と言うけれど、
はたして……。】

自己啓発本って大嫌いです。
学生の頃は、いろいろ読んでみたけれど、
たとえば恋愛本
書いてあることは、言われれば「あーなるほどね」と当たり前のことが書いてある。
しかし出来ないから読んでるんですが…となる。
「これでモデルの足に!」って
読んでみると、「えっ毎日やるの無理」

ここ何年かはその手の本には手を出していません。

でこの本も
書いてあることは、どの本にも書いてあること
でもガネーシャのキャラがいい。
関西弁で、タバコがやめられず、体はメタボ。
面白くて、ためになる本です。
最後には、ガネーシャって実はいいやつかもと思わされます。

といってもやはり、私には
靴磨きも、募金も、トイレ掃除も出来ないんだけどね。
でも、泣いても笑っても、辛くても、自分らが作った世界やから、自分なりに楽しんだらいいやと思わせてくれました。
周りの人にも読んで欲しいなと思わせる温かな本です。

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9歳で両親が離婚し、それからはオカンとの二人暮らし。
オカンは、オカンでもありオヤジでもあり

こういう泣ける話に弱いんです。
読んでると、苦労があっても「オカンを泣かすことはしたくない」という気持ちが
伝わってくる。

著者本人も、この本で書いてますが
貧乏とか、離婚とか、いじめや義父からのDV。そんないろんな環境にあっても
自分の努力とか気持ちとかで乗り越えられる。
周りからは「強い人間」と言われても、本当は「弱い人間」で
ネズミでも努力することで、ゾウの背中に乗っかってライオンにも太刀打ちできる
ということ。

私が同じ立場なら無理無理とあきらめるかもしれないけれど、
同じ立場の人に読んでほしいという著者の気持ちはよくわかります。

社会が悪い、親が悪い、貧乏が悪い。
秋葉原事件の犯人のように全部周りの環境が悪いと言い切る人もいるけれど
それを乗り越えることもできる人がいる。
それを理由にしない生き方を出来る人がいるということを知って欲しいと思います。

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本屋大賞のベストテンに入っていた作品です。
好みの問題ですが、本屋大賞の他の作品と比べると…です。
泣けるのは泣けます。電車の中で鼻かみながら読んでました。

重たいのと、出てくる人物すべてが何かしら重石をかかえていて
それが多すぎると感じました。

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【恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車……関西のローカル線を舞台に繰り広げられる、
片道わずか15分の胸キュン物語。】

関西の私鉄、小豆色の電車阪急電車。
阪急今津線が舞台のお話です。といっても京都の私には、今津線と宝塚線の違いも判らず
(今回路線図を調べてはじめて知った。(*^o^*))

すごい素敵なお話です。もう大好きかも。
話は電車に乗っている人の短編。1篇ずつが重なり合って出来ています。

柳原可奈子が、総武線西船橋とか錦糸町の女子高生をやっていて、それはそれで笑えるけど
(いま住んでる沿線)

関西の女子高生はサイコーです。
全然総武線乗ってる女子高生と違う。なんで?田舎やから?
読みながら我慢できず総武線の中で笑ってしまった。
でてくる子が一生懸命で真面目で暖かく
思わず「1回、今津線乗ってみたい!っていうか住んでみたい!」とまで思ってしまった。

実は関西弁で書かれた本は嫌いです。読みずらいんやもん。
関東と違って、関西は大阪・京都・神戸と言葉が違うので
人が書いた文章は微妙に表現が違って、本当に読みにくい。
この本は、関西弁で書かれてるけど読みやすいです。
ほんまにしゃべってるように読める。

作者は「ありかわ ひろし」かと思っていたら、今津線沿線に住んでいる「ありかわ ひろ」
女性でした。(^^ゞ

絶対おすすめ。
大学時代、バイクで通ってた私にとって
電車通学、めっちゃいい。こんな恋愛してみたい!と思えます。

総武線じゃだめなんだなぁ。。。

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ここのところ新刊の東野圭吾は正直面白くなかったのですが
これはオススメです。面白かった!(*^。^*)
ミステリーとしてよく出来てます。
ほんとにこの人には恋愛という分野に手を出してほしくない。
やれば出来るんだから、ちゃんと書いてよ(って素人がそこまで言うか?)

【全ての東野作品を凌ぐ現代エンタメ最高峰!
殺された両親の仇討ちを流星のもと誓った功一、泰輔、静奈の兄妹。
十四年後、泰輔が事件当日目撃した男に、功一が仕掛ける復讐計画。
誤算は、静奈の恋心だった。】

とにかく兄弟それぞれのキャラがよくって、お兄ちゃんの正統派功一、
いかにも次男坊の泰輔。
男兄弟の末っ子、静奈。
2人の兄は、妹が可愛くて大事にしているのが伝わってくる。
親が殺され、長男の功一を頭にして施設で生活し、兄妹だけの世界で生きていて

時効まであと少しという臨場感。
犯人を追い詰めるまでのところは、いつものように一気に読んでしまいました。

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【汝の父を敬え――制服の誇り、悲劇の殉職。警察官三代を描く、警察小説の最高峰誕生!

昭和二十三年、上野署の巡査となった安城清二。
管内で発生した男娼殺害事件と国鉄職員殺害事件に疑念を抱いた清二は、
跨線橋から不審な転落死を遂げた。
父と同じ道を志した息子民雄も、凶弾に倒れ殉職。
父と祖父をめぐる謎は、本庁遊軍刑事となった三代目和也にゆだねられる……。
戦後闇市から現代まで、人々の息づかいと時代のうねりを甦らせて描く警察小説の傑作。】

上下巻ですが、とても面白いです。もっとハードボイルドな小説かと
読む前は、あまり期待してなかったのですが、3代に渡る警官一家のお話。
警察の建て前と本音。派出所のお巡りさんの様子なども面白かったです。
戦後の動乱期の一代目清二、学園紛争さなかの二代目民雄は読み応えがありましたが、
現代の三代目和也は物足りない感じです。
三代にわたって、清二のかかわった事件がキーとなるのですが、
最後、事件の詳細をもっと知りたかったのが残念。

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【誰もが少しずつ嘘をつき、誰かを陥れようとしている。
記憶を一部喪失した雨村慎介は、自分が交通事故を起こした過去を知らされる。
なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろう。
事故の状況を調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。
しかも、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始め……。】

面白いのかどうなのか?うーんビミョー。
何度も読み直すほど面白くはないが、会社の行き帰りで簡単に読めるので
手軽に読めます。
交通事故で人が死んでいるのに、ビジネスライクに話が進むことにとても違和感がありました。
ホラー的要素も織り込み、おしゃれな雰囲気もあり、ミステリーあり。
あとに残るものもない。

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いま話題の『鹿男あをによし』と同じ作者の作品です。
中身は、苦手だった森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』の匂いがしたのですが
こちらは、まぁまぁ面白かったです。

【このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。
祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。
戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。
恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。
京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。
前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり!!
第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。】

面白いと言えば面白いと言えなくもない。
趣味の問題で、こういう感じのが好きな人には、面白い作品なんだろうと思います。

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自己紹介:
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だらだら、のんびり。主婦業もマイペースです。
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