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性格そのままにまったりだらだらと。。。日常生活を綴っています
【36歳の医師・日高は子供の病死と妻の自殺で絶望し、ホームレスになった。
流れ着いた郊外の街で、社会的弱者を狙った連続殺人事件が起き、
日高はある刑事の依頼で「探偵」となる。やがて彼は、
かつて自分が命を救った15歳の少年が犯人ではないかと疑い始めるが…。
絶望を抱えて生きる二人の魂が救われることはあるのか?】

作者が言いたいことはわかるが、うまく伝わってこない。償いという題名も…。刑事さんなど登場人物はよかったと思うが
殺人事件がお粗末過ぎ。。。

最近、数ばかりこなしている気がします。月曜日の出勤から読みはじめ、今日の帰りの途中で読み終わってしまった。
ベストセラーといえども、図書館で待つのがいちばん 賢いと思う。

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テンペストの上巻と下巻を読む間にあっという間に読みました。160ページほどしかなく
短編を集めて1冊にすればいいのに、というほど読みごたえがありませんでした。

【栃木県の公社職員・片桐は、タイのバンコクを訪れる。
そこで武志という若い男に出会い、ミントと名乗る美しい娼婦を紹介される。
ある秘密を抱えた男がバンコクの夜に見たものとは】

青森県住宅供給公社の横領事件をモデルにしたような主人公。最後の終わり方はうまく終わっていました。

この作者の『悪人』が好きだったので、期待してただけに空回り。途中のバンコクでの出来事はどうでもいいことばかりでぐだぐだ。
ただ横領をおこし、びくびくしてる気持ちは伝わってきました。

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2008年話題の本だったので、借りて1週間で上下巻2冊とも読んでしまいました。
そこまで面白い本なのか?というとそうでもなく、
読みやすかったのと、移動時間が多かったから読めたんだと思う。

琉球王国で、逃げ出した兄の代わりに宦官と偽って王宮にはいる主人公真鶴の一生。

本屋大賞ノミネート作品だけど微妙…そこまで面白いかな?
上巻はともかく下巻などは、毎日男と女を入れ替えて生活したり
全体にうすっぺらいというか、琉球から沖縄への歴史の転換期を書いているにも
かかわらず、内容が軽いというか。
清の国の宦官など、妖怪としてかかれてたり、漫画と小説が入り乱れています。
設定に無理がありすぎますが、琉球という国を知るには勉強になるし面白い。

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【芸人として成功する近道は、相方になる予定の宇治原を京都大学に入れること。
高性能勉強ロボ・ウジハラの京大合格大作戦が始まった!
高学歴コンビ・ロザンの菅が、芸人になるまでを爆笑の連続で描く自伝的小説。】

これは…ひさびさに面白くない本を読んだ。
ロダンの宇治原はテレビで知っているものの、相方は顔も名前も知りませんでした。
amazonのレビューをみてると星が4つ半と高得点だったため借りてしまったけど
たぶん、レビューはロダンのファンの人たちですね。

じつはロダンの漫才?コント?は見たことがない。そもそも宇治原の相方を未だ見たことがない。
この本を読む限り、相方にもお笑いのセンスはなさそうな気がする。
この二人は、高学歴芸人として売っていくのがいい。

話としては、宇治原が京大にはいるまでのプロセスと、自分が府大にはいるまでの勉強法みたなことがかかれています。
関西の人ならだれでもわかるが、
この作者は、「宇治原は高校からの優秀な人で、自分は中学から入ったので…」と書いてるが、
実際中学から入ろうと思うと学校休んで勉強しないと入れない訳で
高校は、学力に合わせて受験するのでそんなに倍率は上がらないけど
中学からって、そっちの受験の方がすごいのに…この人は嫌味で書いてるんだろうかと。

宇治原の受験方法についてかいてる他に、自分の家族のこととかも書かれています。
それがまた面白くない。文才がないのか?書きようによっては面白いエピソードなのかも

受験生にとっては勉強方法の参考になるかもしれないけど
そもそも京大へいくには、ひとつ「努力できる人」しか入れない、
だから宇治原の勉強方法も参考になるのかならないのか…

私の知っている京大生の話(いまは研究室で助手)

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罪のない子どもたちが次々と惨殺されているのに、捜査することすら許されない。スターリン体制下の旧ソ連を舞台に、主人公が姿の見えない連続殺人鬼を追っていく。トム・ロブ・スミスのデビュー作

単純におもしろかったです。展開が早くポンポン進んでいきます。
主人公夫婦の逃亡劇はスーパーマン並です。

それ以上に、興味深かったのは、共産主義社会ってこんななのか?ってこと。
共産主義は、中国や北朝鮮のイメージでよいイメージは一つもないにも関わらず
読んでいて暗黒時代だと暗くなりました。
無実なのに拘束され、拷問で自白させられ強制収容所へ
社会のスタイルが違うとこんなに考え方が違うんですか?
社会主義の理想を実現したこの国で殺人のような凶悪犯罪は起こるはずがない。
というわけで、「殺人事件」は存在せず報告書では「事故」になる。
体制に都合の悪い現実は無視して辻褄合わせのために、該当する人を政治犯として拘束する。
こわい!誰がいつ政治犯になるか、人に恨まれたり陥れられたり、主人公のレオも背負わされ…。

後半、レオの逃亡劇などドラマ性ばっちりで、映画にできるなと思い読んでいたのですが
すでにリドリー・スコット監督による映画化が決まっているそうです。
なるほど、やっぱり映画になるというか、というより映画にするために作った話って感じです。

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歌舞伎町・中国マフィア・やくざ・公安と盛り沢山のハードボイルドです。
【中国人ばかりを狙った惨殺事件が続けて発生した。
手がかりは、頭部と四肢を切断された死体のわきの下に残された「五岳聖山」の刺青だけ。
手詰まりとなった捜査に駆り出された新宿署の刑事・佐江は、
捜査補助員として「毛」と名乗る謎の中国人とコンビを組まされる。
そこに、情報のためなら身体を使うことも厭わない外務省の美人職員・由紀が加わり、三人は事件の真相に迫ろうとするが―。】

ハードボイルドは苦手と言いながらも、あっと言う間に読めました。
シリーズもののようですが、同シリーズを読んでいなくても全く不自由しません。
登場人物がやたら多く、上巻は読み直してから下巻読みました。

この本を読んだ後、二日ほどヤクザに追われる夢を見てうなされました。
どんな本でも、読み終わるとその世界に浸かってしまうため、しばらく歌舞伎町系小説は
読まないことにします。

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【全国を放浪し、死者を悼む旅を続ける坂築静人。
彼を巡り、夫を殺した女、 人間不信の雑誌記者、末期癌の母らのドラマが繰り広げられる】

筆者が7年かけて書き上げた小説です。
『永遠の仔』や『家族狩り』同様、読んでいて辛くなる内容なのですが
亡くなった人を悼む旅ということで、読んでいて積み重なる死の重みに耐えられなくなり
途中ページがまったく進められなくなりました。
読み終わったあとも、終わったという安堵よりも、読み終わってもなお辛く重い気持を引きずります。
という意味で、あまりおすすめすることも、読みなおすこともないと思います。

永遠の仔は、重くて苦しいながらも作品としては好きだったのですが
悼む人は好きにもなれそうになく、理解もできません。
死に対して優劣をつけずすべて平等なものとしてとらえたり
どんな理由で亡くなったにしても「誰に愛され、誰を愛し、誰に感謝されたか」ということを覚えておきたいと思う
その行為は第三者に踏み込まれたくない気もします。
主人公静人のお母さんをメインにした話ならもう一度読みたいと思います。

主人公静人の病んでいる様子が、義弟とかぶって尚、共感できなかったのかもしれません。
静人は、結局じぶんのエゴだけで旅をつづけます。それは本人にとってとても苦しく辛いことだと思う。
でも彼のせいで妹は破談になり、病気の母は放置し、自分だけが納得すればいいというスタンスで好きなことをしている彼は幸せだと思います。
義弟も本人は苦しいのだと思うけれど、周りを苦しめてることに気付かず
周りの負担にたいしての感謝もなく、苦しいと思っているのは本人だけで
まじめに働かなくても生きていける幸せな人だと思います。

量的には軽めの本ですが、読み終わった後の疲労感は相当なものでした。

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深夜特急でかかれなかったエピソードや旅に出る経緯など深夜特急最終便です。

私がリスペクトする作家、沢木耕太郎の中でもっとも好きな深夜特急。
20年前ののバックパッカーは、深夜特急を読んで初めての海外旅行に出かけた人が
多かったと思う。
まだ「地球の歩き方」がバックパッカー用の貧乏ホテルとぎょっとするような食堂など
読者の投稿で成り立ってた時代。

私も26歳で、リックを担いでヨーロッパを1週しました。
「旅に適齢期」があるなら、まさにその適齢期をのがさずに旅できたことを幸運に思います。
反対に、もうあんな風に貧乏旅行なんてできないなぁという寂しさもあり
いつか1年かけて世界中を周ってみたいと夢をみてみたり

この本は、終章の「旅の力」が最終便としてしめられています。
これから旅をしたいと思ってる人に私も筆者と同じ言葉を送りたいと思います。

恐れずに、しかし気をつけて

旅に教科書はない。教科書を作るのはあなたなのだ。

この本を読んで、やっぱり「深夜特急」を読み直したくなります。
そして、いつもそうポルトガルに行きたくなります。
世界の西の果てを見なければ。
そう1号線を北上しないと、と旅に駆られます。

先月行った香港で、深夜特急にあってきました。


chungking House

重慶大厦 chungking House

深夜特急の舞台、香港の宿屋です。
私の友達(女)も、ここへ泊まりに行った1人。

いまは、当時に比べてホテルの内装はきれいになっているそうです。
何年たっても深夜特急は色あせていませんでした。

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【恋愛は、難しい。面倒くさい。上手くいかない…。
それならいっそ、一人で生きちゃ、ダメですか?痛いほどリアルで、
じんわりと勇気をくれる3人の女たちの物語。】

わかる、わかると読める本です。
ほとんどの人は、この三人のような考え方で、決して特別ではないと思います。
無理にがんばらなくても自分らしく生きたい、楽に生きたいとおもっていながらも
知り合った男性には心が揺れたり、一歩が踏み出せなかったり、可愛げがなかったり
だれもが恋愛のたびに抱える問題ではないでしょうか。

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【時は戦国―。斎藤道三に仕える明智光秀は、城を追われて流浪の時を過ごす。
流れ着いた越前に、将軍を目指す足利義秋が逃げ落ちてきた。
戦乱の世を嘆く光秀は、幕府を支える細川藤孝とともに、
尾張の英傑・織田信長の担ぎ出しへと奔走する。
さらには、その信長を親の敵として恨む若い忍び―小平太。
天下統一へ向けて、時代が大きく動き出す。】

歴史は、日本史も世界史も大好き。といいものの、戦国時代と明治維新の時代が一番不得手。

正直、この上下巻はきつかった。
有名な武将はわかっても、その周辺にいる武将(知ってる人は知っているのだろけど)が
ほんとにわからず、だれがその領土かとか、はじめに知識がないだけに…
やはり安定感のないこの時代には興味がもてないのかも。
明智光秀については、ほんとに「こんなにいい人なのか」というほど書かれています。
血で血を洗い、クビをはね、女子供は人質に。そのなかで、すごくいい人キャラです。
史実に基づいて書かれているのだから、いい人なんだろうなという感想。

歴史好きの人にはとても面白いお話だと思います。

信長の「殺してしまへ ホトトギス」、秀吉の「鳴かせて見せよう ホトトギス」
そして家康の「鳴くまで待とう ホトトギス」は、ほんとによく出来たたとえであると納得しました。
信長・秀吉・家康のなかで、天下を安定させた家康の手腕はすごいと思いました。
そして、この本の結末もなかなか面白いものでした。

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【ウォッチメイカーと名乗る殺人者あらわる。その報がリンカーン・ライムのもとに届いた。
いつ、誰が、どこで?尋問の天才キャサリン・ダンスとともに、
ライムはウォッチメイカー阻止に奔走する。
一方、刑事アメリア・サックスは別の事件を抱えていた。
会計士が自殺を擬装して殺された―事件にはニューヨーク市警の腐敗警官が噛んでいるようだった。
史上最強の敵、登場!時計じかけのごとく緻密な犯罪計画をひっさげてライムとアメリアを翻弄するウォッチメイカー。熾烈な頭脳戦に勝利するのはライムか殺人者か?ミステリー・シリーズ最新作。】

このシリーズは1冊目です。
じつは途中までおもしろかったのですが、
ミステリーが懲りすぎていてじつは途中からなにこれ状態。
大どんでん返し!の繰り返しで、途中で「この話もどうせ関係ないんやろう」と
思って読んでしまい、その通りの展開。
もっとあっさりしてる方が好きかも。
ただ映画にしたらおもしろそうかも。

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作者は、TV「探偵ナイトスクープ」の構成作家の人。
私の中ではマージャンが上手いおっさんやんか、と思っていたので
こんな面白い小説書いてる人だったんだと発見です。

【高校ボクシング部を舞台に、天才的ボクシングセンスの鏑矢、
進学コースの秀才・木樽という二人の少年を軸に交錯する友情、闘い、挫折、そして栄光。
二人を見守る英語教師・耀子、立ちはだかるライバルたち…
様々な経験を経て二人が掴み取ったものは】

正月休みの移動中に読破。
BOXとは、英語でボクシングするという動詞で、試合の時に使用する。
ボクシングなんて全く興味もなく、野蛮で不良のスポーツのイメージだったのが
科学的なスポーツであり、命の危険が伴うからこそ正しい指導が必要で
ボクシングを初めて1年は試合が出来ないなど、細かなルールが決められている。

とにかくテンポがよく、面白い。そして感動もある。
3年間必死で練習し、食べ盛りの高校生が減量する。
それもすべて勝つため。それでも1勝もできずに3年間を終える部員がいて、
他のスポーツと違い、卒業したら2度とボクシングをやる機会もなくなる。
天才の鏑矢くんと、努力の木樽。ライバルの稲村の圧倒的な強さ。

これはボクシングにまったく興味のない人にもオススメできます。

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【ある事件を境に心を閉ざした17歳のおちかは、神田三島町の叔父夫婦に預けられた。
おちかを案じた叔父は、人々から「変わり百物語」を聞くよう言い付ける。
不思議な話は心を溶かし、やがて事件も明らかになっていく。】

この人は時代物、うまいですよねぇ。
久しぶりに「あーおもしろかった」と楽しんで読めました。
人の怨念・人の心とは恐ろしいものです。

叔父夫婦のもとに預けられた「おちか」が、店の「黒白の間」で、そこを訪れる人たちの不思議で怪しい話の聞き手となる。語り手となる人たちから百物語の話を聞いていくことで、語り手とそこに関わる人たちの呪いを浄化し、おちか自身の心の傷を癒していく。

百物語というのだから、ぜひ続編も期待したいです。シリーズ化希望です。

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【「わたしを助けて」。休暇で沖縄へ来た脚本家の前に、かつての恋人が現われる。
彼女は「恋愛ドラマの教祖」と呼ばれる売れっ子脚本家となっていた。
土曜ドラマのためのシナリオを二人で作り上げていく、息苦しいような四日間の後に…。
じんわりとせつない恋の短篇集。】

大学生の時、よくこういう恋愛小説よんでました。
あの頃、鎌田敏夫の小説がすきで、ひさしぶりにこういう小説を読んで
やっぱり脚本家の書く恋愛小説は作家の書く恋愛小説とはちょっと違う。

3篇なのですが、最後の1篇
「さよならを言う恋」は、なんだかおそまつ。
子供が事故死したことで離婚した妻から連絡があり、会いに行くと妻の結婚式だったという話。
子供を事故で亡くした喪失感のなか
2年足らずで再婚し、派手な結婚式をあげる元妻と
それを元夫にみせる意味がわからなかった。
まぁ感じ方は、人それぞれですが…。

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【首都大学文学部の研究室に真面目に勤めるシュウ。ひとたび依頼があれば、「人殺しの芸術家」に変わる。だけど傷つきやすいのが悪い癖。最初の殺しは自分の肉親だった。】

大学生の時に刑事の父を拳銃で撃ち殺し、その罪を母が引き受けて刑務所に服役。
そしてシュウは、父の親友の世話になり殺し屋に。
シュウというキャラクターがいい。
野沢尚なんて、ほんとに十年くらい読んだことがなかったけど
ハードボイルドが好きではない私でも楽しめました。

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性別:
女性
自己紹介:
家にいる時は
だらだら、のんびり。主婦業もマイペースです。
(。'(ェ)'。)ノ.。・:*:・°'☆♪

*好きなもの*
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  大沢たかお
*着うた*
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