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性格そのままにまったりだらだらと。。。日常生活を綴っています
【人気作家・日高邦彦が仕事場で殺された。
第一発見者は、妻の理恵と被害者の幼なじみである野々口修。
犯行現場に赴いた刑事・加賀恭一郎の推理、逮捕された犯人が決して語らない動機とは。
人はなぜ、人を殺すのか。
超一流のフー&ホワイダニットによってミステリの本質を深く掘り下げた東野文学の最高峰。】


ちょっと古い作品なのですが【東野文学の最高峰】という言葉に惹かれて借りてきました。
すごい冷静に、たんたんとお話が進んでいくのですが、とても面白いです。

加賀刑事の現場の状況、発見者の証言からの洞察力がすごい。
刑事ってこんなとこも見てるのかとびっくり。

昨年読んだ新刊『夜明けの街で』は一体なんだったんだ!
15年前の事件が解決できないまま時効を迎え…って、素人でも「事実はこうだ」と
解決できるお粗末さ。
同じ作家がかいたとは、とても思えません。

この『悪意』に照らしあわせると
作家東野圭吾にはゴーストライターがいるということでしょうか。

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2008年本屋大賞のノミネート10作品の一つです。
10作品の中の『悪人』を読んだときには、こんな面白い作品はないと思ったほどですが
この作品もとても面白かったです。
作者の伊坂幸太郎は、昨年、私がもっとも気に入った作家だったのですが
この作品は、前に読んだ3作より断然、面白いです。
伊坂幸太郎らしい作品です。

【俺はどうなってしまった? 一体何が起こっている?
首相暗殺の濡れ衣を着せられた男は、国家的陰謀から逃げ切れるのか?】

ケネディ暗殺のオズワルドは本当は犯人じゃない。
ケネディ暗殺には国家という大きな組織がかかわっていて、オズワルドは犯人にしたてられただけじゃないかという話の仙台が舞台になったものです。

金土と夜中に読んであっという間でした。
本の最後の一行に、主人公青柳君の普通らしさがでています。
やっぱり、伊坂幸太郎から眼が離せない。
もっともっと読みたい作家です。

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【箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。
才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。
奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。
たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして…。】

2007年本屋大賞のノミネート作品だったので読んでみました。
「箱根駅伝を目指して」という内容です。箱根駅伝は毎年テレビでみているのですが
この本を読んでルールとか、戦略とかもわかり、なるほどと興味深く読めました。
なによりも登場人物ひとりひとりがいいんです。
たすきをつなぐため、補欠もいない登録メンバーだけで一生懸命さがつたわりました。

ただ、本が分厚すぎて…持って歩く気にならず家でのみ読みました。
文庫本がでればオススメします。

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お正月明けにに読んだ1冊です。
フジテレビの月9「ガリレオ」の原作本。
内容は、テレビそのままです。

以前『容疑者Xの献身』を読んだときは、かっこいい!とは思わなかったのに
テレビの影響は恐ろしい。

読んでいると、湯川助教授が福山雅治に見えてきます。っていうか福山以外に考えられない!
「なんて冷静でかっこいいんだろう」とまで思ってしまうおバカな私です。

原作者の書いたイメージから離れていっているような…。。。

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お正月休みに読もうと思って予約したのに、図書館から借りたのがお正月明け。
長編過ぎて借りたものの1週間ほどほったらかしにしていたものの
読んでみるとすごく面白く、あっという間に読んでしまいました。

歴史小説として、とにかく面白い。感動。
中国清朝最後の時代を書いているのですが、読み終わった後、この続き
西太后が亡くなり、清王朝が終わる最後の場面まで読みたいと思いました。

【汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう
中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児(チュンル)は、占い師の予言を信じ、
科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀(ウェンシウ)に従って都へ上った。
都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた2人を待ち受ける宿命の覇道。】

中国の歴史について、自分がいかに知らないか、かの悪名高き(と自分が思い込んでいた)西太后や歴史上の人物
こんなに面白かった歴史小説はありません。

改革派、守旧派いろんな人が歴史にかかわってきますが、
改革も失敗に終わった最後の場面で少年がでてきます。
(出てきた瞬間、これはもしや?とわかってしまったのですが)
未来の希望を語る少年、毛沢東です。
次の世代の出現です。

歴史小説は実はあまり好きではないのですが、もっといろいろ読みたくなりました。

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【美しくてか弱くて、本を愛したミーナ。あなたとの思い出は、損なわれることがない
――懐かしい時代に育まれた、二人の少女と、家族の物語。】

往復の新幹線のためお正月用に借りた1冊です。
読んでるときも、読み終わったあとも体がポカポカして、ニコニコしそうな
あたたかいお話です。

13歳の朋子が、芦屋の洋館に住む叔母さん家族(ドイツ人のおじさん)に預けられ、
本好きで病弱なひとつ年下のドイツ人とのハーフの従妹と暮らした一年間のお話です。

日常の出来事を書いているのに、一つ一つのエピソードが、朋子と同じく懐かしく回想できます。

とてもほのぼのしていて良いお話でした。

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《連続児童殺人事件―姿見えぬ犯人に、警察はテレビ局と手を組んだ。
史上初の、劇場型捜査が始まる。》

刑事ものといえば横山秀雄。横山秀雄と比べると…ですが
とても面白かったです。
エリカ様映画「クローズド・ノート」の原作者です。

テレビの報道番組を利用した劇場型捜査。
5年前の誘拐事件の責任をとって左遷された管理官巻島が、呼び戻され再び陣頭指揮をとる。

巻島対マスコミっていうよりも、巻島対キャリアの現場を知らない上司って感じです。
上司の行動や言動に、だんだん我慢ならなくなり、途中で「読むのやめようか」と思った。

巻島を囲む人たち(部下)がなかなか良い感じで、ドラマや映画になりそうな感じです。

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【なぜ、もっと早くに出会わなかったのだろう――携帯サイトで知り合った女性を
殺害した一人の男。再び彼は別の女性と逃避行に及ぶ。二人は互いの姿に何を見たのか?
 残された家族や友人たちの思い、そして、揺れ動く二人の純愛劇。
一つの事件の背景にある、様々な関係者の感情を静謐な筆致で描いた渾身の傑作長編。】

この作者の本を読んだのは初めてです。
面白かったです。
『悪人』という題名。読みながら、これは誰のことなのか、悪人ってどういう意味?
と思いながら読んでいました。
登場人物は、普通の人間ばかりで、だからこそそれぞれの背景もよくわかります。

年末年始にゆっくり読みたかったなぁ。

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1945年8月、旧ソ連軍の猛攻撃を受けた中国東北部牡丹江のトーチカで、
たった一人生き残って、ソ連兵に救出されたニーナ・ポリャンスカヤさんをモデルにして、
60年後に日本人と認定されて残留孤児として来日するまでを書いた小説です。

なかにし礼さんと言えば、旧満州の牡丹江生まれ。
数年前、そのとき刊行された自伝小説『赤い月』の宣伝で「徹子の部屋」に出演され
旧満州での裕福な幼少時代から日本へ引き上げてくるまでの辛い体験を話されていました。
『赤い月』はそのときに興味を持って読みました。
なかにしさんにとって、戦争や残留孤児の問題はひとごとでなく(自身とお姉さんは運良く帰国された)
強い思い入れがあるのだと思います。

この小説は、旧ソ連ではじめて認定されたソ連残留孤児の生涯をかかれています。
共産主義の国で敵対国の人間が住む心細さや辛さ、
何人かわからず自分のルーツを求めるニーナの人生は哀しいお話です。
(途中の大胆な性描写はもっと短くてよかったのではと思います。)

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はっきり言って、「びみょー」です。
最後のほうは、どういう結末にするつもりか知りたくてガンガン読んでしまったものの、
恋愛小説でもなく、ミステリーと言うのには時効まで引っ張るには無理のある設定。

ストーリーのほとんどが、
幼稚園の娘がいて、よき妻がいて、買ったばかりのマンションで暮らす主人公渡部と、
渡部の会社に派遣社員として配置された秋葉との不倫話です。

前半〜後半まで(要するにラスト以外)感想としては
「アホちゃうか」という不倫話で
この作者には売れっ子過ぎて生活感がないのか…

子供がいて、マンションのローンもある40歳前?の男性が
デートでホテルでイタリアンやフレンチの食事をし、クリスマスにはホテルで宿泊?
1泊4万以上の温泉旅館で不倫旅行?
プラチナのペンダントをプレゼント?
これは、どこかの殿様の話ですか?と言いたくなる。

毎月、妻にばれずに自由に使えるお金があるなんて
(温泉旅行なんて10万以上かかってるし)
家のローンがあるなら尚更、現金のチェックは厳しいはず。
不倫相手と結婚するために離婚したら慰謝料うんぬんって
マンション買ったときに、貯金は頭金に出してすっからかんじゃないんですか?

不倫に浮かれてるんじゃないよ!
と怒りぎみに読んでしまいました。
と同時に
なるほどこうやって浮気してるのかと勉強になりました。

東野圭吾の作品は、ほんとにどれも面白いのだけど
ミステリー作家はミステリーだけ
書いてればいいから。

と言いたい。

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《麒麟・田村のせつな面白い貧乏生活がついに小説に!
中学生時代の田村少年が、ある日突然住む家を無くし、
近所の公園に一人住むようになる超リアルストーリー。
ダンボールで飢えを凌ぎ、ハトのエサであるパンくずを拾い集めた幼き日々から、
いつも遠くで見守ってくれていた母へ想いが詰まった、笑えて泣ける貧乏自叙伝。》

内容は、テレビで話しているネタがほとんどですが、読み始めて20ページですでに号泣。
お兄ちゃんとお姉ちゃんに迷惑かけまいと、1人で公園で過ごし、
不安な気持ちを抱え、生きるか死ぬかの飢餓生活。

長男という肩書きはすごい。
お兄ちゃんもお姉ちゃんも年の離れた弟を本当に大人になるまで親として面倒を見てくれ
近所の人や、先生、友達も本当に親身になって見守ってくれて。
なによりその周りの愛情や親切に応えて、一生懸命生きてきた田村少年がすごい。

家が貧乏だからとか、親がいないとか、反対にお金があったから覚せい剤とか
犯罪の理由なんかにならないと思いました。

泣くだけでなく、笑いもあり、
読んだ後に、温かくなるお話です。

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「模倣犯」事件から9年が経った。
事件のショックから立ち直れずにいるフリーライター・前畑滋子のもとに、
荻谷敏子という女性が現れる。12歳で死んだ息子に関する、不思議な依頼だった。
少年は16年前に殺された少女の遺体が発見される前に、それを絵に描いていたという―。


なんやかんやと言いながらも5日間で2冊読んでしまいました。
それだけ読みやすい作品だったのだと思います。
「模倣犯」に出ていたライター前畑滋子という人があまり好きでなかったという
記憶が自分の中にありました。
今回、この人は「よそんちの事情」に突っ込んでいき根堀葉堀でやはり好きにはなれません。

しかし、宮部みゆきは相変わらずうまい。次へ次へと読ませる力量はさすがです。

16年前、なぜ長女を殺して床下に埋め、その上で、家族3人生活できたのか?
荻谷敏子と息子の等くんは、そのことをどこで知ったのか?
残酷な真実に哀しくなります。

いつもこの人の作品に出てくる事件は残酷で胸が痛み、犯罪者に対する同情が
全くわきません。
それは、被害者であるはずの亡くなった長女も同様です。
若いから残酷なのか。バカだから残酷なのか。

それにしても
やはり宮部みゆきは面白い!

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第4回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した『チーム・バチスタの栄光』のシリーズ。

と言っても
このシリーズを読むのがこの本が初めてでした。前を読んでなくても
普通に読むことが出来ました。

《終末期医療の先端施設として注目を集める桜宮病院。
医学生・天馬は看護ボランティアとして通い始めるが、ある時から疑念を感じる。
この病院、あまりにも人が死にすぎる…。》

なんでこんなに詳しく医療の場面を書けるのかと思ったら、この筆者は勤務医でした。
お医者さんやりながら作家先生って結構います。
お医者さんが書く描写って(詳しいだけに)えぐいのが多いんですが
この作品はえぐいところもなく読めました。
現代医療の問題点について細かく説明され、それが話の根幹となっているのですが
その問題点が難しく感情移入して読むことが出来ませんでした。

とりあえず『チーム・バチスタの栄光』を読んでみるかという感じです。

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2007年本屋大賞ノミネート作品ということ、京都が舞台と言うことで読みました。
本屋大賞は、はずれがなく良い本が多いのでおすすめ、
ノミネートされた本はほとんど読んでいます。

《鬼才モリミが放つ、キュートでポップな片想いストーリー!
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、神社の古本市に、
大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。
二人を待ち受けるのは奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった》

レビューを読んでも面白そうだったのですが…
私はあまり好きではない。
読みにくいし、文体が好きじゃない。ありえない展開に、時代錯誤な感覚が肌に合わない。
ありえない描写すぎて、頭の中で映像が浮かんでこない。
主人公の「黒髪の乙女」の「なむなむ」という口ぐせも??
京大卒の筆者が、主に京大キャンパス内を舞台に書いているのですが、
この主人公「黒髪の乙女」にしても、
京大の女子学生でもここまで世間ズレしてる人はいないんじゃないかと思う。
1年間パンツを履きかえない「パンツ総番長」なんて、
「あんた、いつの時代の京大生やねん」とつっこんでしまいました。

京都(主に京大周辺)をよく知っている人が読めば、それなりに細かい描写も楽しめるかと
思います。

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真保裕一の本はとても好きです。
これは文庫本が2007年8月にでて、新聞に出ていたので借りました。

飛行機事故で唯一助かった主人公が、インドネシアの山奥の村に助けられ…
インドネシアに宗教を軸にしたサスペンス

真保裕一の今まで読んだ作品の中で、一番面白くなかった作品でした。
題材に興味がもてなかったのか?
登場人物に魅力がなかったのか?
ただ話が陳腐だったのか?

ちょっとハズレをひいた感じ?

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自己紹介:
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だらだら、のんびり。主婦業もマイペースです。
(。'(ェ)'。)ノ.。・:*:・°'☆♪

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